1954-11-24 第19回国会 衆議院 大蔵委員会 第80号
それから最後の御質問の中小企業の貸出しによつて金融機関が利益を得ておるじやないかというようなお話でありますが、これは今の現状においては、普通銀行、ことにわれわれ市中銀行は日本銀行から高率適用を受けておる次第でありまして、利益だけの打算によればむしろ金融をしない方が利益なのでありますが、中小企業の育成という意味から打算をはずれて金融をいたしておる次第であります。
それから最後の御質問の中小企業の貸出しによつて金融機関が利益を得ておるじやないかというようなお話でありますが、これは今の現状においては、普通銀行、ことにわれわれ市中銀行は日本銀行から高率適用を受けておる次第でありまして、利益だけの打算によればむしろ金融をしない方が利益なのでありますが、中小企業の育成という意味から打算をはずれて金融をいたしておる次第であります。
だからそこへ何かメスを入れるという刺戟的なことは私は申上げませんが、何かしら大蔵省といたしましては整理して、そして今国が折角政府機関を作つて、金融制度の普遍化、金融の円滑化ということを図ろうとすることに対する具体的な方策が講ぜらるべきではないかと思う。差当り今年の年末資金というものは必ずしも十二月出なくてもいいわけです。一月に出る或いは二月に出る。
銀行業者が今日私どもが、これはちよつと御意見が違うかも知れませんが、率直に言つて、金融業に携わつておる人々は、いずれも知識の程度においても人格の程度においても、割合に立派な人が上のほうに余計携わつておることは、これは社会的に見て事実だと考えるけれども、多少今お話のような大口に対する貸付もあることはあると思いますが、ただ、お話のごとくに、利息も入らん金が半分を占めておるということは、これは事実はございません
私は御行がそういうことをおやりになつておるかどうかというようなことは別問題といたしまして、いずれにしてもこの両建預金、歩積預金によつて金融問題が各種の渋滞、結滞を来しておるということが、金融行政の中において大きく取上げられて論じられておるということを、ひとつ十分御了知願つておきたいと思うのでございます。
それでたずねて行けば、ごやつかいになれば国のごやつかいになり、このお互いに国費のいりますところへ自分の会社のことで泣きついて行つて金融措置をしていただくというよりは、このままにしておいていただけば、もう天然自然の設備制限がされておることでございますから、御放任願えば私どもはいい。
その改善の策がついて金融ができればその金はまず優先的に賃金の未払いに充てるべきであるということになるわけでありまして、これは現在の法律でもそういうことになつておるわけでありますから、われわれの立場としてはあくまで経営の建直しということによつて金融がつくようにして、金融をつけることによつて賃金未払いを解決して行く、そういう考え方でございまして、その点は中小公庫の運用につきまして従来再三伊藤委員にも御説明
○菊川孝夫君 盛んに今言われているデフレ、デフレと言われるのは、金融の引締めた、卒直に言つて金融面からの措置が中心になつている。どちらかというと、本当の意味のデフレじやない。
一方においては、緊縮によつて金融を引締めて相当苦しい経済状態に追い込んでおりながら、片一方においては財政運用面において相当散超もあるのじやないか、その面で物価が下らぬのじやないかということも言い得られるのでありますけれども、全体あなた方の税の把握が相当甘い数字を持つているからだ。そうでなかつたらこんな数字は出て来るはずはない。
それによつて金融機関もまあそれくらいならば貸して行こうという気持を漸次勧誘してもらいたいというふうに考えて参りたいと思います。
これは私どもは、やはり最近経常が非常に苦しくなつて、金融面で非常に苦しいのです。金融面で行詰つて、経営者が経営を投出すというところに来ないとなかなか実行しないので、又そういうときになつて合併したものが本業の合併の意義を達するのであつて政府が半強制的に指導するとなると、そこに相当の無駄をくつつけたものができ上る。
従つて造船所の整理ということを非常に簡単にまあ皆さんおつしやるんですが、私はそう簡単に行かない、従つて金融機関なんかも造船所は潰れてもいい、その整理資金は我々が出すんだと言つておりますが、実際に新造船所に金を出したほうが安くなりますぞということを、口をすつぱくして盛んに造船所を整理しろということをおつしやつたのです。
こういつた点等がやはり企業における金融機関からの貸出しに依存する、しかも自己資本が非常に少いから、その資本がまわりまわつて金融機関の預金として入つて来るものが、どうしても総体的に十分でない、こういうふうな事態が、今御指摘になりましたようないわゆるオーバー・ローンという現象を起しておる基本的な原因であろうと私どもは考えておるのであります。
○岡田宗司君 そうすると政府資金の撒布が相当行われておる、従つて金融のほうは中小企業のほうへは少し流されなければならんけれども、他の分はもつと締めろ、こういう御意見ですか。
そのほかに先ほど申上げましたマーケット・オペレーシヨンの方法によつて、金融の繁閑ということを調節することがありますが、普通の場合にはそういう方法で行われる。ところが日本の場合におきましては、現在の資本蓄積の状況が非常に遅れてできない。それでオーバー・ローンの状況が非常にはつきり現われている。
第一点は、先ほどもお話になりましたように、資金運用部資金の額も大体殖える、殊に郵便貯金は昨年度だけでも千二百九十億も殖えたようでありまして、残高だけでも三千三百五十億とかいうような状態でありますが、ところがこれによつて金融債を引受ける場合の金利が市中で金融債を引受けたのと同じ金利で行つておるのは、これはどうも非常に政府としては因業だという感じがいたします。
私どもはせつかく始めました措置でありまするから、この措置をずつと進めて参ることによつて、金融問題は措置して参りたいと考えておる次第でございます。
大津が如何ように巧みにやつたにしろ、ともかく守衛のいる自分の役所の技術研究所に一緒に行つてそうして金庫を開けてともかく小切手を書いた、而もそれを大津と一緒に白昼二度に亘つて金融機関に現われて金を渡した、こういう点、どうも私は常識人として測り知れないところがあるわけですが、常々長官は士気極めて旺盛だというように我我に答弁されておら、れたわけですが、この事件は如何ように判断されておられるのか。
従つて金融のコネクシヨンのないものかだんだん脱落して、日陰の企業と日向の企業というものの差が更にいよいよ甚だしくなつて来るのではないか。
従つて金融が梗塞しておるとか銀行から十分に貸してもらえない、こういう声があるのではないかと思いますが、資金としてはやはり当然その程度のものは、年度初めの貸出しとしては出るのが普通であろうと思います。
初めは、ざつくばらんに申しますというと、できればこれは一般金融機関に、政府の何らかの措置によつて金融枠を与えて、その金融枠を与えることによつて市中銀行等の融資をいたす、かねて業者が取引をしておられるところの銀行等もあるわけでありますから、そこの銀行の資金繰りを先ず考えてもらいたいということも実は考えたのであります。
そこで又大手におきましては、大臣御承知の通りであつて、鉄道にしろ、電気にしろ、製鉄にいたしましても、契約炭の六割、七制、八割は、これは三カ月間を合せた契約に対しては融資、要するに前貸もされることであつて、それでこの段階にあると言いながらも、中小と違つて金融の面も非常に楽なことがあると私は思うのであります。それでそういう余波を受けて今日の金融面に押詰められて、僅かな石炭を濫売せざるを得ない。
第四の点は、親企業振出しの不渡手形によつて生ずる中小企業の苦難打開のための適切な措置を講ずること、ということでございまして、具体的には、例えば不渡手形の保険制度というふうなことを実施するようにというお話であつたように承知いたしているわけでございますが、不渡手形の一般の貸付の問題につきましては、御承知の通り信用保険制度がございまして、国家の信用保険制度なり、或いは府県にありまする信用保証協会の手によつて金融機関
従つて金融の面だけにいろいろなしわ寄せが来て、金融面から中小企業者が破綻を来すという結果になつておると思います。こんなことはくどくど申し上げる必要はありませんが、要するにそういつた点も考慮に入れられまして、次の国会あるいは委員会までには何らかの具体的な処置をおとりになることを希望いたしまして、時間もないので、私は質問を終ります。